Ikonika - “Praxis”

サウンドについて

この曲では幾層にも音が重ねられていますが、すべては何らかの電子楽器で演奏されています。

メロディの構成

この曲はEマイナーです。 Kraftwerkの例同様、メロディはほぼ同一のフレーズが対になった形で、それぞれのフレーズの最後に小さなバリエーションが加えられています。 フレーズはそれぞれ2小節で、最後の音だけが異なっています。

面白いリズムになっており、DからBへと上昇する5音の組がある種の「緊張感」をリズムに与え、また小節内における音の位置も毎回変更されています。

気がつきましたか?

ビデオの音とノート・グリッド上の音が違って聞こえるのに気がつきましたか? これは、オリジナル曲では、通常の12音の合間に存在する中間音が使用されているためです。 Ikonikaがピッチの幅が非常に柔軟なシンセを使用したこと、その際に標準的な参照音を使用しないで耳で音合わせをしたことが原因と考えられます。

オリジナル曲だけを聴いたとき、違和感は感じません。なぜなら、曲中のすべての楽器で同じ音が使用されており、互いに調和しているからです。 一方グリッドでは、オリジナルの音の上に位置する「標準」的な音(E)を採用していますが、下に位置する音を使用するという手もあります。オリジナルの曲で使用されている音は、E♭とEのちょうど中間あたりに存在しているからです。

変わった音のまとまり、バリエーションを含む反復フレーズを利用した独自のメロディを作成してみましょう。

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